デザインウエーブ会議を終えて
3月19日に東京にて次年度のデザインウエーブ事業の内容についてご意見をいただく「デザインウエーブ会議」を開きました。参加いただいたのは、下記のみなさま。
- 五十嵐久枝 氏(インテリアデザイナー)
- 大熊 健郎 氏(CLASKA企画開発責任者)
- 大治 将典 氏(プロダクトデザイナー)
- 小林 幹也 氏(プロダクトデザイナー)
- 下川 一哉 氏(日経デザイン 編集長)
- 澄川 伸一 氏(プロダクトデザイナー)
- 長山 智美 氏(インテリアスタイリスト)
- 名児耶秀美 氏(アッシュコンセプト 代表取締役)
- 橋田 規子 氏(芝浦工業大学教授)
- 松尾 伴大 氏 (デザインプロジェクト 参メンバー)
- 山崎 泰 氏(ジャパンデザインネット 企画営業/マネージャー)
以上 五十音順
昨年度も同様の会議を開き、2008年度事業ではより県内企業とデザイナーとの関わり合いに重点を置いたコンペテーマの設定やワークショップを進め、企画展示では県内企業の商品と著名なインテリア雑貨との組み合わせを試みました。そして、今回はコンペの審査員やコンペ受賞者、ワークショップ参加者の方々に2008年度事業を振り返り、2009年度事業について改善すべきところ、より強化すべきところなど、自由にお話いただきました。
お話しの中心になったことをまとめると、「商品化実績があること」「デザイナーと企業とのつながりが密なこと」に対して評価いただけた半面、「主催者側の事業の狙いがはっきりしていない」、「PRが不十分」、「商品化することではなく、売れている商品を生み出すことが大切」といった指摘もいただきました。
- コンペ作品について、「全体的に小粒」「感動を呼び起こすものがなかった」「きれいにまとまりすぎていてインパクトに欠ける」ものがほとんどだった
- 商品化が事業の目的としているが、本当はその商品が「売れていること」が大切。生まれたデザインがどのようなチャンネルで売られていくかをもっと明確にしたほうがいい
- コンペ作品でもワークショップ作品でも、注文をとって売ってみる試みが大切。流通していることの意義をもっと強調したらいい
- この事業に参加することでデザイナーと富山県企業とのつながりができ、商品化が見えてくるような印象をもっとPRするべき。
- 地方の特色ある技術でものづくりすることにメディアの関心が向けられやすい現状を考えると、OEMの形で富山県企業が力になれることをアピールしてほしい。
- 富山県全体でみるとデザインに興味を持っている人がまだまだ少ない。県の特色がでるようなデザイン教育が必要では。
- 大なり小なり東京で情報発信できる拠点がほしい。また力のあるメディアを積極的に活用することが大事で、そのためにはプレス向けのノウハウをつむべき。
- マニアックな人よりも普通の人が目にする媒体に情報を流す方がいい。訴求力ある有名な人に商品を語らせたりすれば、メディアのくいつきがいいかも。
...主催者としては耳の痛い話しが多かったですが、「もっと楽しく事業を展開しよう!」という気持ちが大切だと感じました。コンペテーマの設定にしても、「シンプル」「美しい」「機能的」なものもいいけれど、「力強い」「元気になる」「華やかな」ものが集まってくるような工夫が必要かなぁと感じました。

