GUMHOOK/大友学

「GUMHOOK」の商品化

2008 年 6 月 16 日 月曜日

これは富山プロダクトデザインコンペティション2002の第1次審査通過作品です。これまでにない壁掛け型のフックの提案で、リ・デザインすることで市場性は高いと判断し、商品化に向けてサイズ・素材・構造などの改良に取り組みました。

オリジナルデザインは全体的に小さく、ズボン、背広の重さに耐えられないため、約1.5倍に拡大しました。コンペでの提案素材はウレタンゴムでしたが、柔軟性のある素材で過重に対する強度もある素材をいくつか検討した結果、製品の耐久性や使い勝手を考慮して硬質のシリコーンゴムに変更しました。県内にシリコーンゴム成形メーカーがあり、とても興味を持っていただけたため、金型設計など協力いただくことになりました。シリコーンゴムであればカラーバリエーションの展開が容易なので、商品価値を高めることができそうな期待もありました。また、シリコーンゴム金型は樹脂金型に比べてずいぶんと安い!というのも開発側にとってはメリットが大きかったです。
最も問題だったのは壁への取付方法。シリコーンゴムと粘着テープとの相性、フック自体にねじ穴をあけることによる耐久性の低下が懸念されたため、樹脂パーツを壁に固定し、このパーツに本体をねじ込む構造に改良しました。樹脂パーツの形状は商品の使いやすさが損なわれないこと、成型時のヒケが生じないことに注意しながら、メーカと協議を重ねました。

総合デザインセンターとデザイナーはこのサンプルを県内外で開催される展示会、見本市に出展し、商品化を希望する企業を探しました。デザイナーがOZONEで開催した個展では実際に購入を希望する人も多く、商品化への期待が膨らみました。
具体的に商品化に動き出したきっかけは、アッシュコンセプトの社長 名児耶さんを総合デザインセンターのセミナーに講師として招いたことでした。この会社では過去の富山プロダクトデザインコンペティション入賞作品を商品化し、ヒット商品に結びつけていました。社長に「GUMHOOK」の商品サンプルを渡し、商品化を検討してもらうことにしました。その後、総合デザインセンター、県内製造メーカーは積極的に連絡をとりあって商品化をプッシュし、ついに商品化に結びつけました。 商品化までの期間24ヶ月...長かった~