レースのデザインハンカチ
2009 年 4 月 1 日 水曜日
レースってどんな風に作っているのかご存じですか?富山県内にも何社かレースの会社がありますが、世界に数台しかないスイスの老舗レースメーカーが開発した精密機械でアンティークハンカチーフを製造しているベンチャーアンツさんに工程を詳しくお聞きしました。小さな会社だからできる徹底した作り込みによって生まれる気品溢れる商品は、まさに芸術品とよべるもので1枚完成させるために要する時間は平均10~12時間。レースデザインから、機械編み、仕上げ、販売まで全てを一貫して行っているため、世界にたった一つしかない最高級レースハンカチをオーダーすることもできるのです!

1.ラフスケッチのデザインを取り込み、糸の太さ、カラーに合わせてステッチを選びます。ステッチは幅、ピッチを変えるだけで見た目の印象がずいぶんと違ってきます。つまり、デザインが同じでもステッチの設定次第で仕上がりに差がでてくるわけです。出来上がりを3D画像で確認することが出来るのでイメージと違っていたらステッチを替えながら描き上げて行きます。この時点で正確なデザインと製図とを一度に仕上げていきます

2.使う針を選んで一針一針縫っていく所を一筆書きの要領でデータに打ち込んでいきます。糸の太さや裏糸の位置、刺繍をしていく事によって生じる生地のズレ、また、生産時や後工程処理の障害にならない様にそれらを全てを考慮、把握して、さらにどこをどのように縫ってったかを覚えていない正確なデータに仕上がりません。プルミエハンカチならばデザインからデータ仕上がりまで1ヶ月以上かかります。

3.打ち込んだデータを「SaurerEraマシーン」にかけるため、データの変換を行います。仕上がり形状の再確認・修正、柄の収縮率などを考慮しながらデータを調整し、出来上がりを3D画像で確認します。なかなかリアルな3D画像で、ステッチを重ねて厚みのある様子などもはっきりとわかります。


4.プルミエハンカチ織り上がりの状態です。細かな刺繍を生地にしっかりと織り上げるため、不織布、ソルブロン、綿生地の3層構造の素材を使っています。ソフブロンは煮沸で溶ける生地で、この後、熱湯でソフブロンを溶かし不織布と布生地の状態になります。アイロンでしわをのばして、ハンカチ部分以外のところをカットして(すべて手で加工しなければいけないことも!)、ついに完成です。

「家庭画報 特選ファッション 2009年 春 号」の56ページにこのハンカチとレースをリボンにした商品が掲載されています。掲載されているリボンは6種類ですが、オリジナルデザインも自由自在。レースリボンを使った新しいプロダクトを考えてみてはいかがでしょうか!
企業情報:(有)ベンチャーアンツ











