アクリル樹脂 vol.1

アクリル樹脂は、樹脂の中でも透明度が高く屈折率はガラスとよく似ています。熱を加えて自由に変形させたり色づけが容易なため、ガラスの代用品として建築や事務用品など幅広く利用されています。写真の透明ケースは一見ガラスのようですがアクリル樹脂です。本来、アクリル樹脂は透明ですが、このようにガラスとほとんど区別がつかないようなものも作ることができます。ガラスと違い、割れたときに破片が細かく飛び散らないので安心ですし、重量も軽いので楽に移動させることができます。ただし、樹脂の中では価格は高い部類に入りますから、なんでもかんでもアクリル樹脂というわけにはいきません。
その他のアクリル樹脂の特長として、下記のようなものがあります。

  1. 耐熱性:熱を発する機械でも加工できます。レーザー加工機で複雑な模様を切り抜くこともできます。切断面(小口)は研磨する必要がないくらい透明度が高く、小口がきらりと光ることもアクリル樹脂の特長です。
  2. 色づけ:多彩な染色が可能です。写真のものは楕円状の立体物を青色で染色したものです。
  3. 接着:専用の接着剤が必要ですが、貼りあわせ面を真上から見ても接着していることが全くわかりません。接着剤などの”にじみ”がなく、一枚板のようにみえます。写真は2枚のアクリル板の間に布を挟んで接着剤を注入したものです。正面から見ると表面に布が貼っているように見えますね。真横から見ると、真ん中に挟み込まれた布がアクリル板に映り込んで不思議な状態です。見る角度によって、思いがけない空間が生まれるところがアクリル樹脂のおもしろいところですね。

企業情報:(株)トミプラ