最新の入賞作品

最新の入賞作品
2019 テーマ「編みなおす」
1次審査通過した10作品のプレゼンテーションと最終審査が2019年10月8日、ホテルニューオータニ高岡で開催され、入賞作品が決定しました。今年はグランプリは該当作品なしとなりました。
  準グランプリ
作品名 Pel
デザイナー 荒俣 琢椰

■作品概要
網戸に使用される防虫ネットとラバースプレーを素材として掛け合わせ、双方の特性を生かしたプロダクト。独特の軟らかさと軽やかさ、強度を併せ、光を不規則に透過するトレイです。生まれる形にはそれぞれ熱収縮による自然な動きが残り、一点ずつ異なる表情が生まれます。ネットのグリッド上にランダムに付着した塗膜により、ピクセルのようなユニークな影が現れます。ものの影や個性を愛でることで、ゆとりや安らぎが生まれ、新たな豊かさに繋がるのではないでしょうか。

■作者プロフイール
1995年富山県生まれ。2019年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。普段見過ごされがちな風景や見慣れたものなど、日常に潜む普遍的な事象を探索しそこから新たな可能性を探り、感性を刺激するものづくりを目指しています。

  準グランプリ
作品名 富山の売薬式 防災プロジェクト
デザイナー 三島 大世

■作品概要
富山の売薬が培ってきた「行商」や「先用後利」を編みなおした、防災意識を広げるプロジェクト。いつ災害が起こるかわからないからこそ、備え続けることが大切。しかし世論調査によると水や食料を備えている人は、半数にも満たない。このプロジェクトは定期的に行商人が訪問し、非常食などを交換する。それにより、保管場所も防災のことも忘れない。各家庭に預ける防災ボックスには富山県産の杉を用い、普段はスツールとしても使える。災害時に命を助け、普段安心して暮らすためのプロジェクト。

■作者プロフイール
1992年東京都生まれ。イギリスでデザインを学び、フリーランスのプロダクトデザイナーとして活動。現在は日本全国を飛び回り、工芸や地場産業の特徴を活かすデザインを行っている。近年は防災士の資格を取得し、防災デザイナーとしても活動を広げる。

  審査員特別賞
作品名 鋳物を学ぶ機会のデザイン
デザイナー 原田 一穂

■作品の概要
日常でできる疑似体験をきっかけとして、実際の製品や文化に関心が移っていくことを目的とした、高岡のものづくり文化と消費者の新たな接点をつくる「機会創出」のプロジェクトデザインです。今回の提案では、その一例として鋳型を模した製氷器を使い、流し込んだ水が型の形状に充填されていく様子を観察できるプロダクトを制作しました。“おままごと”のように、疑似体験を通して本物に触れてみたくなる♪周囲のいろんな人たちを巻き込んで展開されてくことを期待しています。

■作者プロフイール
1980年神奈川県生まれ。約12年間、家具小売店にてオリジナル家具のデザインに携わり、その後フリーランスとしてデザイン活動を開始。現在はプロダクトに限らず、グラフィックや空間デザイン等幅広く関わっています。2018年度第67回朝日広告賞「小型広告賞」受賞等。