過去の作品一覧


2021 年度 商品化
審査員特別賞
INAHO
デザイナー 土田 恭平
従来の風鈴は江戸時代に普及したものであり、主に軒下に吊すように考えられています。しかし、現代の居住空間に軒下のような空間は珍しくなり、風鈴の居場所がなくなっているように感じました。そこで卓上における風鈴の形を模索することで、音のある暮らしを提案しようと考えました。富山に広がる田んぼの風景から、重力に従って首を垂れる稲穂をイメージした風鈴が出来上がりました。

2021 年度 商品化
準グランプリ
Seed
デザイナー 山田 竜也
富山は薬都として発展する中で、薬瓶の製造が盛んになったことから、ガラスの街としても知られるようになりました。 その歴史を知り、富山の製薬会社が作るアロマディフューザーはガラスで作るべきだと考えました。アロマを温めるキャンドルの光は、 香りだけでなく、光のゆらぎや空間の演出といった、より複合的な癒やしを与えてくれるでしょう。

2021 年度
グランプリ
絆創香
デザイナー 徳山 洋
ラベンダーの抗菌作用に代表されるように、古来アロマ(精油)が治療薬として使われてきたことに改めて着目しました。「絆創香」は目的や効用に応じたアロマをテープに塗布して患部を包みます。ケガが治癒するまでの不安やストレスを和らげてくれる香りを自身のまわりにだけ閉じ込めると共に、消毒や鎮痛・消炎といった生理活性を高めることで、機能的な保護だけに使われてきた絆創膏の役割を変えられるのではないでしょうか。

2020 年度
審査員特別賞
サイズを実感できるスケール
デザイナー 原田 一穂
スケールを伸ばして任意の位置でコーナーを固定することで、モノの大きさを再現できるプロダクト。自立可能な仕様で、実際にモノを置いた際のサイズ感や圧迫感を視認できます。寸法やCGではつかみづらい感覚も、目の前に代替された何かがあればサイズを実感できて、楽しみながら「かたづけ」と向き合うことができます。

2020 年度
準グランプリ
Rainglass(レイングラス)
デザイナー memo
軒先に吊り下げ、ガラスを伝って滴る水の様子を楽しむことができる雨樋。 晴れの日にはガラスを通した柔らかい光を、風のある日にはゆっくりと回転する透明感のある影を創り出すことで、天気の変化そのものを美しく反映します。日本の伝統的文様である「立涌」をモチーフとし、2本の長い曲面により構成された形状は、大型加工を強みとする三芝硝材(株)ならではの造形で、心地よいリズム感と軽やかな印象を空間にもたらします。

2020 年度
グランプリ
積彩(セキサイ)
デザイナー ColorFab
色を「着ける」から「積む」へ、新しい色彩のあり方をデザインする。コンピューティングによって調色しながら色糸を積む3Dプリンティングの製造によって造形・着彩を一つの工程として扱う。これを「積彩」と呼び、分業による余分なコストを削減する。また、繊細な織物のように糸を積んでいく積彩は新たな表現技法<虹のように変化する色彩効果>を可能にし、私たちはこの技法を応用して「遊色瓶」というプロダクトを制作した。

2019 年度
審査員特別賞
鋳物を学ぶ機会のデザイン
デザイナー 原田 一穂
鋳物の疑似体験をきっかけとして、高岡のものづくり文化と消費者の接点づくりを促すプロジェクト。

2019 年度 商品化
準グランプリ
富山の売薬式 防災プロジェクト
デザイナー 三島 大世
富山の売薬が培ってきた「行商」や「先用後利」の仕組みを活かして、防災意識を広げるプロジェクト。

2019 年度
準グランプリ
Pel
デザイナー 荒俣 琢椰
網戸に使用される防虫ネットとラバースプレーペイントを掛け合わせ、双方の素材の特性を活かしたプロダクト。

2016 年度 商品化
入選
Sasa
デザイナー 24° Studio
日本の豊かな大海原をイメージした複数のくぼみを持つ錫製のトレー。S、M、Lの3サイズがあり、単体使用だけでなく各サイズをタイル状に並べて使える。食品のほかアクセサリートレー等に使用。

2018 年度 商品化
黒木靖夫特別賞
actex(アクテックス)
デザイナー yonanp
素材やテクスチャーを考慮して、機能と装飾性を併せ持った新しい青竹踏み。日常使いから仕事場まで幅広く使える。

2018 年度
準とやまデザイン賞
Colonia(コロニア)
デザイナー 松下 陽亮
「松脂」と「メラミンスポンジ」の双方の特性を利用した、新たな素材提案型の実験的プロダクト。